江之元 八幡丸

 いつころから奉納されているかは不明。少なくとも元禄時代からと思われる。この八幡丸は舟太鼓と呼ばれ、各地に見られる引きダンジリとは違い担ぐダンジリである。カキ棒をつけた舟形ダンジリは珍しく、三島町浜町明神丸は往古はカキ棒をつけていなかったので、宇摩郡では江之元だけである。運行の祭には舟歌を唄う。昔は子供から大人まで唄っていたが、現在は担ぎ手の青年団が中心となり継承している。この舟歌は紀州みかん舟船頭が唄っていたもので、隣の大町から船頭を勤めていた者が持ち帰り、西村明神丸で唄われていたものが伝わり、奇しくも江之元が一台だけで守り通している

不明 元禄時代より奉納 猟師町ということで舟を奉納に選んだと思われる

不明 見送り幕を愛護班で新調

c宇摩太鼓蔵